【言葉】John Doe
ITmedia の記事より。
「John Doe」訴訟に打って出たRIAA。500人超える個人を提訴
RIAAが一連の訴訟キャンペーンで、新たに過去最多のファイル交換ユーザーを提訴した。DMCAの召喚状プロセスが使えなくなったため、今度は相手を身元不明のまま訴える「John Doe」訴訟となる。
だ、そうだ。さすが(腐っているとは言え)IT-プロフェッショナルの端くれである。たまにはこういう話題にも引っかかるのである。もっとも、引っかかっているのは、「John Doe」という言葉についてであって、記事の内容には、ほとんど興味がなかったりするのだが・・・・。そんなところは、やはり、どう考えても、ITプロフェッショナル的ではない俺なのであった。
Wikipedia で検索してみた。
(ちょっと引用)
John Doe
In English-speaking common-law jurisdiction, John Doe is used for a defendant in a legal example or for a person whose identity is unknown or is intended to be anonymous.
common-law → 慣習法
jurisdiction → 裁判権,権限,法域,管轄区域,管轄,管轄権,司法権,支配権
defendant → 被告人,被告,民事訴訟の被告
"John Doe" というのは、英米法の法域で、法律の事例中に例としてあげる被告人の名前に使われたり、被告人の身元がわからない場合の仮の名前として使われたり、あるいは、意図的に被告を匿名にする場合の名前として使われる、とのこと。
さらに、Wikipedia によると、身元不明の男の死体をさすこともあるらしい。女性の場合は、Jane Doe で、匿名の原告(plaintiff)のことは、Richard Roe と言う。John Doe は、法律関係のほかにも、コンピュータ入力の時の初期値(default値)になっていたり、入力例として使われることもあるそう。どうも、そのいわれ自体は良くわからないらしい。
特に、われわれ日本人などは、ジョン・ドウさん、とか、ジェーン・ドウさんという実在の人のことだとおもって、文章を読んでしまうことが、大いにありうる。でも、ジョンや、ジェーンは、ありふれた名前だし、Doe だって、OneLook Dictionary Search で、検索してみると・・・
name: A surname (common: 1 in 16666 families; popularity rank in the U.S.: #2117)
とある。わりと、common な名前なのだ。居ないはずがないだろう。John/Jane Doe は、相当数実在するに違いない。そして、John & Jane Doe 夫妻というのも実在する可能性は高い。その夫婦は、バラエティーショーかなんかに何度も引っ張りだされて、すっかりテレビなれしているはずだ。そして、ここぞ、という時のために、こんなコメントまで用意しているに違いない。
-- 「子供のころは、そりゃぁ、John とつけた親をうらんだものさ。でも、今では両親に感謝してるよ。なにしろ、この名前がきっかけで、彼女、Jane と知り合うことができたのだからね。」 -- John Doe --


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